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土用の養生


暑い日が続いています。

 

今回は、少し旬を逸してしまった話ですが、土用についてのお話をしたいと思います。

 

土用といえば、暑い時期を乗り切るためにうなぎを食べようという習慣がある「土用の丑」をすぐに思い出します。

 

諸説ありますが、江戸時代に夏の暑い時期に売り上げの落ちるうなぎを売るために、あるうなぎ屋が、平賀源内にアイデアをもらいにいったところ、「本日丑の日」と店前にはることをすすめられ、とても流行ったことから、他のうなぎ屋も始め、定着した習慣だそうです。

 

土用といえば夏という印象ですが、実は立春、立夏、立秋、立冬のまえ、 約18日間のことを言います。

 

今年の夏の土用は、7月20日から8月6日までの18日間だったのですが、この土用の「土」とは、中国の五行説の「木火土金水」の「土」が由来です。

 

五行では、春に木気夏に火気秋に金気冬に水気、季節の変わり目である4回の「節分」の前の前の土用に土気を当てています。

 

古代の中国思想では、すべての事象を「木火土金水」の五行に当てはめて考えますが、人間の五蔵でも同様に「木=肝」「火=心」「土=脾」「金=肺」「水=腎」と当てはめます。

 

木気の強い春には肝火気の強い夏には心土気の強い土用には脾金気の強い秋には肺水気の強い冬には腎が、強く影響を受けると考えます。

 

土に当たる「脾」ですが、東洋医学では現代における脾臓のことだけではなく、

食物を消化吸収しにエネルギーに変える働き
体内における血液、唾液、尿などの体液のバランスを保つ働き
血液をつくる働き

なども司っていると考えます。

 

「脾」は、他の生き物のエネルギーを取り入れる胃腸の働きやそのエネルギーから自分の生命エネルギーを作り出し、次の世代を作り出す生殖能力にも深くかかわる重要な機能です。

 

「脾」が弱い人の特徴は、

物事を思い悩み、心配性

湿気の多い時期が苦手で、季節の変わり目に体調を崩しやすい

甘いものがすき

胃腸の働きが弱くすぐお腹を壊す

風邪をひきやすい

女性であれば、月経に関して何らかの悩みがある

などが上げられます。

 

「土気」の強い土用の時期には、「脾」の働きを養うものを適度に召し上がることをお勧めします。

 

「脾」は甘いものにより養われ、生ものや冷たいもの、脂っこいものを嫌います

 

但し、甘いものは、とりすぎるとかえって「脾」の働きを落とします。

 

甘みのある野菜や豆類、穀物などはよいのですが、砂糖や甘みの強い果物を取りすぎると調子が悪くなります。

 

ジュースなどの清涼飲料水、アイスクリームや夏の甘い果物を、ついついとりすぎになり勝ちなこの時期は、特に注意が必要です。

 

今日(平成26年8月6日)が、今年の夏の土用の最後の日になりますが、「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。

 

立秋を境に急に秋の気に満たされるわけではありません。

 

秋の気と土用の気が少しずつ入れ替わることで季節は、移り変わります。

 

明日から秋だからと安心はできません。

 

むしろこれからどのようにして「脾」を養うかが、秋以降の体調に深くかかわってくるといえます。

 

しかも、土用は立春、立夏、立秋、立冬の前にあります。

 

一年を通して、土用の気は「脾」に影響を与えていると考えられます。

 

「脾」は「湿気」の影響を受けやすいと考えられています。

 

1年を通して「脾」に影響を与える土用の気が働き、「脾」に負担をかける「湿」の強い日本では、和食の味付けがあっさりしているのは理にかなっていると考えます。

 

しかし、現代では、「脾」に負担をかけやすい精製された白糖や脂っこい西洋料理、中華料理を食べることが当たり前になりました。

 

季節の変わり目や湿気が強いとき、食べ過ぎ飲みすぎをした後などに調子を崩しやすい方は、土用の時期の食養生が大切です。

 

あっさりとした和食を召し上がるようにしてみてください。

2014/08/06

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