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子宮内膜症のお話し 2 西洋医学の治療

 

千葉市中央区 婦人科疾患特化型 鍼灸院 鍼灸・メディカルアロマ・よもぎ蒸しの鍼灸整骨うりずんです。

前回から、強い生理痛・不妊症などの原因になることがある、「子宮内膜症」についてお話ししています。

今回は、「子宮内膜症」の西洋医学的治療についてお話ししたいと思います。

 

西洋医学の治療は、その病気の原因と病態を的確に把握し、対処することで、症状を取り除くことが得意な医療です。

たとえば、子宮内膜症の薬物療法では、

・疼痛に対して、鎮痛剤を処方する

・女性ホルモン依存型の病気である子宮内膜症は、低用量ピルで一時的に月経量を減らす

・黄体ホルモン製剤や低用量ピルなどで、体が妊娠した時と同じようにする

・薬物で女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を抑え、人工的に閉経状態にする

といった方法で子宮内膜の増殖を抑え、月経と疼痛をコントロールをします。

女性ホルモン依存型の病気である「子宮内膜症」のつらい症状には、女性ホルモンの働きをコントロールする西洋医学の薬物治療は、有効な手段です。

妊娠に関してもホルモン治療をやめれば、妊娠することは、可能ですのでホルモン治療の影響が、不妊症を引き起こすといった心配もする必要はないといわれています。

ただし、鎮痛剤による疼痛コントロールも、ホルモン療法も基本的に対症療法です。

鎮痛剤のみでは、子宮内膜症の症状は、悪化する可能性がありますし、ホルモン治療にしても腹腔内の子宮内膜は、残っていますので、治療を終了すると、再びつらい症状が、起きることもあります。

女性の下腹部は、消化管・卵巣・卵管・子宮など、多くの臓器が、隣接して配置されています。

子宮内膜症が、隣接する内臓に悪影響を及ぼし、不妊症、排尿痛・排便痛・性交痛、骨盤痛などが起きているときは、手術療法を選択することもあります。

手術療法には、保存手術と根治手術があり、保存手術は、基本的に将来挙児希望がある場合に、根治手術は、挙児希望がない方に対して行います。

保存手術は、子宮と正常な卵巣実質を残しつつ、内膜症の病巣や内膜症の卵巣のみの除去、腸管、卵管、子宮などの癒着の剥離をして、排卵・月経などの生殖機能が残るように手術を行います。

根治手術は、子宮及び両側付属器官(卵巣・卵管)の摘出術を行います。

保存手術を選択した場合は、月経があり、子宮内膜症が再発する可能性はありますので、予防目的で、薬物療法を併せて行うこともあります。

子宮内膜症の根治治療は、子宮および、付属器官(卵巣・卵管)を摘出し、女性ホルモンが働かなくなるようにすることです。

しかし、若いうちに卵巣を摘出してしまうと女性ホルモンの分泌が急激に失われるため更年期障害の症状が出ることもあり、更年期障害の際のホルモン療法を行うことがあります。

 

子宮内膜症は、精神的ストレスや食生活・夜型の生活なども症状を悪化させる引き金になるといわれています。

手術やホルモン治療を受けたうえで、生活習慣の改善やストレスに対するコーピング術なども覚え、女性ホルモンの分泌を整え、子宮内膜症の症状が出にくい体作りをすることが大切になります。

西洋医学の治療のみではなく、良い休息・食事・運動を心がけ、ストレスの少ない生活を送るようにしましょう。

次回は、鍼灸治療・よもぎ蒸し・メディカルアロマテラピーなど、西洋医学以外の医療が、どのように「子宮内膜症」にアプローチするかについて、鍼灸整骨うりずんでの症例なども交えて、お話ししたいと思います。

 

2016/09/03

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