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シリーズ 陰・陽・木・火・土・金・水のお話 その8 「水」


今シリーズ その1から3では、大まかに陰陽五行について、その4から、五行の木・火・土・金・水のそれぞれの要素について一つ一つお話させていただいています。

 

 

今回は、五行の「水」についてお話いたします。

今回がこのシリーズの最終回になります。

 

このシリーズのバックナンバーをご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。

陰・陽・木・火・土・金・水のお話し その1 http://www.urizun-acpmox.com/theme96.html

その2 陰陽について http://http://www.urizun-acpmox.com/theme97.htm

その3 五行 「木火土金水」http://http://www.urizun-acpmox.com/theme99.html

その4 五行 「木」についてhttp://http://www.urizun-acpmox.com/theme102.htm

その5 五行 「火」 についてhttp://http://www.urizun-acpmox.com/theme104.html

その6 五行 「土」 についてhttp://http://www.urizun-acpmox.com/theme113.html 

その7 五行 「金」についてhttp://http://www.urizun-acpmox.com/theme122.html

 

まずは、実際の「水」について考えてみましょう。

 

水には、上から下に流れ、潤したり、冷やす働きがあります。

 

古代、生物は、海の中で生まれ、すべての生物は、その発生・成長などの生命活動に水を必要としています。

 

すべての生物の命の源は、水の中から生まれたということです。

 

空気中に漂う水蒸気は、冷えると鉱物(金)の上で凝結し、液体になります。

 

そして、水は植物(木)を育てます。

 

ゆえに、五行論の中では、「金は、水を生じ、水は、木を生ず」といわれています。

 

また、水は、火を消し、土は、水をにごらせます。

 

ゆえに、「水は、火を剋し、土は、水を剋す」といわれます。

 

東洋思想の中で、「水」が象徴するものをあげてみましょう。

方位は、北、色は黒、季節では冬、1日のうちでは深夜、現象では、死・生命の始まり・静寂・寒冷・雨・雪・霜・露・SEX・孕む、場所では、北極・川・湖・池・湿地・暗所・人の体では、腎臓・膀胱・骨・歯・生殖器・肛門と考えます。

 

東洋思想で言う「腎」や「膀胱」は、現代医学で言うところの「腎臓」や「膀胱」のことのみではなく、体の中で起きる「水」の性質を持つ現象も含めて、「腎」「膀胱」といいます。

 

【「腎」の働き】

では、「水」属性を持つ「腎」の働きを挙げてみましょう。

・蔵精を司る

人間は、両親のエネルギーを受けてうまれ、その後、飲食により、他の生き物のエネルギーを受けて、両親から得たエネルギーを補いながら、成長・発育・活動をします。

両親から受けたエネルギーを「先天の精」、他の生き物を食べて得たエネルギーを「後天の精」といいます。

「精」は、体を作り、人の生命活動を支える基となるもので、それを蓄えているのが「腎」の働きと考えます。

・成長・発育・生殖を司る

「腎」に蓄えられた「精気」は、成長・発育を促し、青年期になると「腎」の中に「精気」が溜まり、男子では、精液を作り、女子では、初潮を向かえ、性機能が成熟し、生殖能力が備わります。

・水を司る

体内の水の貯留と体外への排出をして、水分代謝のバランスを維持しています。

・温煦滋養作用

「腎」が、「精気」や「水」を蓄えて、全身臓腑・組織を潤し、温めます。

・骨・骨髄・血・髪の毛を養う

「髄」は、「精」により出来、「骨」は、「髄」により滋養されます。

「歯」もまた「骨」と同様に「精気」によって養われます。

「腎精」は「血」を養い、「血」は「腎精」を養います。

「血」は「髪」を養い、髪が黒々としているのは、「血」や「腎精」が旺盛であることを表します。

・耳及び前後二陰に開く

聴覚は、「腎の精気」と関係があります。

また、二陰は、前陰(外生殖器)と後陰(肛門)を表していて、この二つの働きは、「腎」が司っていると考えます。

・恐は、腎の志

「腎」の働きに異常が起きるとびくびく、おどおどしやすくなります。

また、物事を清明に考える力も「腎」の働きが関与しています。

 

これら「腎」の働きを見ていただくと、「腎」が、人間の成長・生殖・生命活動の根源を担っているということをご理解いただけるのではないかと思います。

 

【「腎」の不調による症状】

「腎の精気」は、加齢や過労、長期にわたり病気を患う、栄養失調などで、消耗していきます。

また、大病をすると体が病気と闘うために大量の「腎精」が消耗し、体が弱り老化が進みます。

20代後半から30代前半に「腎の精気」は、最も充実し、加齢とともに「精気」は衰え、死を迎えることになります。

加齢に伴い、手足・からだの冷え、足腰のだるさ・痛み、骨粗鬆症や関節の痛み、歯が抜ける、白髪になる、髪が抜ける、しみ・しわが増える、難聴、耳鳴り、頻尿、尿漏れ、健忘、痴呆などといった症状が出るのは、「腎の精気」の減少に伴い、体の組織を養うことが出来なくなり、機能が低下するからです。

現代では、クーラーや冷蔵庫が、どの家庭にでもあり、夏でも冬でも冷たいものを飲食し、涼しい気持ちのよい環境で過ごすことが出来ます。

しかし、「腎」は冷えに弱いという特徴があります。

体を冷やしすぎると若いうちから、「腎」の働きが落ち、「腎」の失調による症状が出やすくなります。

 

【女性特有のお悩みと「腎」の失調】

女性の妊娠や月経といった生殖機能は、「腎精」が、働きの根本にあります。

不妊症や月経不順、PMS、生理痛、更年期障害などの生殖機能に関連する不調が、現代の女性に多いのは、体の冷やしすぎによる「腎」の機能低下が原因として考えられます。

特に、冷たいものが好き、暑いとすぐクーラーをかける、若いころに肌を露出するファッションをしていた、または、今でもしている、運動不足、たいした運動もしていないのに日常的に1日に2リットル以上の水を飲む、入浴の際、湯船につからずシャワーだけで済ませるといった習慣をお持ちの方は要注意です。

女性の場合、7の倍数で体は変化するといわれています。

28歳で、最も精気が充実し、35歳ごろから徐々に精気が衰え、プレ更年期と呼ばれる時期を迎え、42歳くらいから閉経までの間で、更年期の症状が出始め、49歳前後で、閉経を向かえ、56歳までのその後の7年間の間に更年期の症状も収束し、老年期を迎えるということになります。

しかし、鍼灸の臨床をしていると、若いころから体を冷やす生活を送っている方が多い現代では、少し早い段階で、体の変化が出たり、変化に伴う様々な症状が強く出ている方が、とても多いと感じます。

女性特有のお悩みを解消するには、体を温め、「腎」の働きを高めることが大切です。

鍼灸治療、メディカルアロマテラピーは、冷えを取り、体を温めることで、体の元気を養う有効な治療法です。

このコラムを読んで、「腎」の働きが落ちていると感じた方は、千葉市中央区 婦人科疾患特化型治療院 鍼灸整骨うりずんにご相談ください。

 

 

 

2014/11/02

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