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シリーズ 陰・陽・木・火・土・金・水のお話 その7 「金」


今シリーズ その1から3では、大まかに陰陽五行について、その4から、五行の木・火・土・金・水のそれぞれの要素について一つ一つお話させていただいています。

 

今回は、五行の「金」についてお話いたします。

 

まずは、実際の「金」について考えてみましょう。

 

金属は、鋳型に合わせて変形する、重くて沈む、表面が冷たい、清潔であるなどのイメージがあります。

 

金は、土から生まれ、冷えた金属の表面には、水がつきます。

 

金は、木を切り倒し、火によって溶け形を変えます。

 

「金」を東洋思想的にその他のものに当てはめると、方位でいえば西、色は白、季節では秋、1日のうちでは夕暮れ時、現象では、宣発(外上に向かって出す)粛降(下におろす)、清潔、収穫、充実、冷気、乾燥、殺気、争い、従革、財と考えます。

 

東洋医学では、「金」は肺・大腸と考えます。

 

肺や大腸は、解剖学でいう肺や大腸のみの働きではなく、体の中で起きる「金」の働きを持つ現象を含めて、「肺」「大腸」を表します。

 

では、「金」の属性を持つ「肺」の働きをあげてみましょう。

 

(1)呼吸作用

呼吸により、きれいな空気を吸入し、体の中の濁気(二酸化炭素)を外に出す。

 

(2)気血の生成

脾・胃で吸収した食べ物の気を持って生まれた元気、空気から得た天空の気を合わせて、気や血をつくる。血をろ過してきれいにする、心と協力して、全身の血行を調節する。

 

(3)水分代謝の要

脾・胃から吸収された水分を、腎や体の中の水を移動させるエネルギーと共同で、全身に分配する。一部は発汗・分泌に作用する。

 

(4)皮膚の働きを支配する。

肺は、五蔵の中で唯一皮膚と直接接していて、汗を出したり、免疫反応に関与する。

 

(5)鼻に開いている。

鼻から空気を吸う、臭いを嗅ぐなどの働きは、肺の機能と考えられます。

 

などの特徴があります。

 

肺は、体内で代謝された後の不要な気を外に出す、発汗する、気や水を全身にめぐらす、などの肺から外に向けて物を動かす現象と、新鮮な空気を取り込み、体内の水の流れをよくし、気と水を肺から全身におろす現象を司っているいわば、生理現象を司る官僚のような働きを体内で担っています。(宣発・粛降作用)

 

ガスの交換は、西洋医学に通じますが、その他の部分は、東洋医学独特の考え方といえます。

 

肺の働きに異常をきたすと呼吸異常・倦怠感・咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまり・悪寒・発熱・異常な発汗・寝汗などの風邪の症状やアトピー性皮膚炎・鼻アレルギー・気管支喘息・のような免疫関連の疾患になりやすくなります。

 

肺は、全体の生理現象のコントロールをしていると考えられますので、肺の病症は、他の蔵府の影響を受けていることがよくあります。

 

例えば風邪、これは胃腸が疲れて肺が冷えるとかかります。

 

特に慢性的な肺の病症は、他の臓腑と複雑に絡み合って症状が悪化していることが多く、呼吸器の症状が出たから、呼吸器に対する薬剤を使う、皮膚の病気になったから皮膚に対する薬剤を使うという対症療法的なものでは、なかなか治りません。

 

症状を抑えるということも生活をする上では大切になりますが、肺の異常のみならず、他の臓腑とのバランスを取る治療も大切です。

 

あまり知られていませんが、鍼灸治療・メディカルアロマテラピーは、、呼吸器症状・皮膚疾患に対し効果があります。

アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支喘息などをお持ちの患者様が、その他の症状の治療のために、来院されて、継続的に施術をしているうちに、皮膚の症状、呼吸器の症状が改善してくるということはよくあります。

 

鍼灸治療やアロマテラピーは、症状に対してのみの治療だけではなく、全身の状態を改善することができる治療法だからです。

 

呼吸器疾患・皮膚疾患をお持ちの方がいらっしゃいましたら、鍼灸整骨うりずんに、是非ご相談ください。

 

2014/09/16

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