コラム

HOME» コラム »シリーズ 陰・陽・木・火・土・金・水のお話 その6 「土」

コラム

シリーズ 陰・陽・木・火・土・金・水のお話 その6 「土」


今シリーズ その1から3では、大まかに陰陽五行について、その4から、五行の木・火・土・金・水のそれぞれの要素について一つ一つお話させていただいています。

 

今回は、五行の「土」についてお話いたします。

 

まずは、自然界の「土」について考えてみます。

 

土は、地球という星のシステムの中では、太陽の光(火)がふりそそぎ、大地の上に海や川といった形で水を蓄え、植物(木)を繁らせ、様々な鉱物(金)を含んでいます。

 

土は、自然界では中心にある要素と考えることができます。

 

土は、新しい命を生み出し、生物は、死ぬと土に返ります。

 

そしてまた土に返った養分を得て、新しい命は生まれ、はぐくまれます。

 

土は、生命の母であり、死を司る存在でもあります。

 

土は、陰性の働きも陽性の働きもする五行の中では、特殊な存在です。

 

方位でいえば中央、色は黄色、季節で言えば立春・立夏・立秋・立冬の前約18日間である季節の変わり目の土用、自然現象では天変地異・曇天・穏やかな日・雨のち晴れ・晴れのち雨など変化する天気などが上げられます。

 

東洋医学では、「脾」「胃」を表します。

 

この「脾」「胃」は、西洋医学でいう脾臓・胃のみをさすのではなく、「土」の属性を踏まえた生理現象すべてを表します。

 

では、「土」属性を持つ「脾」の働きを挙げてみましょう。

 

 消化吸収

消化吸収することで、生まれ持った元気を補い、人間の発育・成長を含めた、すべての生命活動を維持するために必要な食物から得たエネルギーから、気や血を作り、全身にエネルギーを供給します。

 

2 水分代謝

胃に入ってきた水分は、「脾」で吸収されます。そこから肺に送られて、腎と働き、全身に水分が配布します。

3 血の運行を司る

血に食べ物から得たエネルギーを供給するだけではなく、全身の血流を管理します。

また、血液が血管外に漏れるのを防いでいます。

 

4 「脾」の状態は、肉(筋肉や皮下組織)や口に現れる。

 

西洋医学でも脾臓は、血液の破壊や貯留にかかわり・胃は消化に関連していますが、東洋医学では、もっと広い意味で、気や血といった生命活動のエネルギーをつくり、全身に配る働きと捉えています。

 

他の生物の命を頂いて、新しいエネルギーを作り出し、生命を育むというのはまさに「土」の要素といえると思います。

 

「脾胃」は、すべての生命活動のエネルギーを生産する起点になりますので、調子を崩すと他の五行の要素に悪影響を及ぼします。

 

「脾胃」の不調で起こる病態は、多彩です。

 

特に女性では、月経や妊娠時など血の制御が必要になりますので「脾胃」の不調は、生理痛・生理不順・不妊症・更年期障害などの症状を引き起こします。

 

「脾胃」の不調でおきる病態をいくつか挙げてみたいと思います。

 

食欲不振 胃腸虚弱 逆流性食堂炎 胃痛 膨満感 もたれ 十二指腸の痛み 口腔内の炎症などの口・食道・胃・小腸などの上部消化管の症状

 

下痢 軟便などの下部消化管の症状。

 

虚弱体質・疲れやすい 倦怠感 無気力 眠くなりやすい

 

力なく痩せていて、手足が細い

 

成長不良

 

水分代謝がうまくいかないことによる手足・顔のむくみ

 

平衡器官内の水分代謝の悪さによる目まい

 

骨盤内の血の統御がうまくいかないことによる月経不順・不妊症・痔・下血など

 

血管からの血液のもれやすく、よく内出血がおきる

 

代謝の低下 エネルギー不足による「冷え性」

 

心がうつうつとして、少しのことで思い悩むなど

 

が挙げられる思います。

 

他の命を頂き、自分が生命活動をすることが生きることの最も基本です。

 

そして、その中心を担うのが、「脾胃」になります。

 

西洋医学では、胃腸の働きが落ちていれば、胃薬を飲みとりあえず症状を抑えます。

 

しかし、胃腸の働きを胃薬でとりあえず整えて、暴飲暴食をしたり、胃腸の不調の原因が過労やストレスにもかかわらず体に鞭打って働くことは、更なる病態の悪化を招きかねません。

 

食べ過ぎ、飲みすぎをして胃腸に負担をかけているときは、全身に負担をかけていると考えるべきです。

 

また、食べ過ぎ、飲みすぎがなくても食欲がない、胃が痛むなんていうときは、心身全体の調子が悪いと考えるべきでしょう。

 

対症療法的な治療のみだけではなく、適度な休息、胃腸へのいたわりが大切になります。

 

それでも症状が取れないときには、五臓六腑のバランスを調え、症状を改善に導く東洋医学を受けることお勧めいたします。

 

鍼灸整骨うりずんでは、女性特有のお悩みに特化した鍼灸・アロマテラピーの施術を行っております。

 

繰り返しになりますが、女性特有のお悩みには、「脾胃」の不調が必ずあります。

 

東洋医学の考えに基づいた鍼灸治療・アロマテラピーで「脾胃」の働きを高め、女性特有の嫌な症状の改善をしてみませんか?

 

鍼灸整骨うりずんの施術をぜひ一度お試しください。

2014/09/06

コラム

 

プロフィール

 

 

  • 金親孝明の写真
    金親孝明

    鍼灸師
    柔道整復師

  • 金親孝明の写真
    金親泉子

    鍼灸師
    メディカルアロマテラピスト

詳しいプロフィールはこちら

うりずんからのお知らせ と 口コミ情報

はじめての方へ

当院のご紹介

患者様の声

女性特有のお悩み

 

管理画面