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シリーズ 陰・陽・木・火・土・金・水のお話 その4 五行「木」について


今回のコラムシリーズでは、東洋医学の根本である、陰陽・五行についてお話をさせていただいています。

 

陰陽・五行の概要は、シリーズの1~3でお話しさせていただいていますが、今回からは木火土金水それぞれの要素の性質とそれぞれの失調がどのような症状を出すかということについてお話させていただこうと考えています。

 

今までのシリーズでの内容を少し説明させていただきますと、東洋医学では、病体を把握する際に、現れている症状が陰性であるか、陽性であるかを確認します。

 

そして、その症状の原因となるバランスの崩れは、木(肝)・火(診)・土(脾≒消化器系)・金(肺)・水(腎)のどこからおきているかを確認します。

 

木火土金水の五要素は、相互に助けたり抑えたりしながら、バランスをとっています。

 

そのため、症状の原因となるバランスが崩れている1要素のみを治療するのではなく、関連する他の要素とのバランスをとり、システムとして働きが改善し、自然治癒力が高まり、高い健康状態を取り戻せるように治療を行います。

 

「陰・陽・木・火・土・金・水のお話」1~3では、大まかにそのようなお話をさせていただきました。

 

今回から5回「木」「火」「土」「金」「水」の要素についてそれぞれ、その性質、病態などについてお話させていただこうと考えています。

 

今回は、「木」の要素についてお話をします。

 

まずは、自然界にある樹木の特徴を考えてみましょう。

 

樹木は、枝をくねくねとさせながら、のびのびと上や外に向かって伸びる性質があります。

 

しかし、根を踏まれることや狭い環境に植えられることを嫌います。

 

春になると冬の間にためたエネルギーを使い、新しい芽をだし、夏に向かってのびのびと成長します。

 

ものが芽生え、成長し、活動する働きが「木性現象」です。

 

これをいろいろなものに当てはめてみます。

 

季節でいえば「春」、一日では「朝」、色ではでは生き生きとした「青」、方角では「東」物質ではエネルギーを発するもの、現象では誕生・生成、人物では青年とします。

 

東洋医学では、「木」は「肝・胆」を表しています。

 

しかし、この「肝・胆」は、西洋医学で考える単なる肝臓・胆嚢のことではありません。

 

肝臓・胆嚢の働きを含めた「木」の属性を持つ生理現象を含めて「肝・胆」と考えます。

 

木の属性にある「肝」の働きを挙げてみます。

 

1 解毒作用・胆汁の分泌。

 

2 血液を貯蔵し、全身の正常な活動に必要な栄養を血液で送る。

 

3 気・血をめぐらすことにより全身の臓腑や器官の機能の調節

 

4 休息時や不要なときは、血液は肝に戻り蓄えておく。

 

5 物事を深く考え、実行する。

 

6 感情の調節、特に「怒り」を司る。

 

7 感覚器では、一番多くの外部情報を取り入れ、健康であれば活発に動く、「目」です。

 

8 「肝」の状態は、爪に表れる

 

9 筋肉や腱・末梢神経を支配し運動を司る。

 

最初の3つは、実際の西洋医学の考え方でも合致する点が多いといえますが、後半の5つは、東洋医学独特の「肝」の機能により行われていると考えられている働きです。

 

木の属性にある「肝」の働きは、睡眠不足や強いストレスによる自律神経の失調、日常的な過度の飲酒、継続する筋肉疲労などにより阻害され、様々な病態を表します。

 

イライラ

睡眠障害

めまい

ふらつき

眼精疲労

目の充血

黄疸

精神障害などの自立神経失調にまつわる症状

爪の色の悪さや変形

筋肉のけいれん

筋肉の疼痛

頭痛などの血行不良により起こる痛みを伴う症状

女性であれば血のめぐりが悪くなることによる月経時の疼痛や様々な不定愁訴

肝臓・胆嚢の疾患

胸のつまり感や張り感

などは、木の属性である「肝」の機能失調が、かかわっていると考えられます。

 

この文章の導入部でもお話しましたが、東洋医学の病態把握では、最もバランスが崩れている1つの要素のみが、病態を作り出しているとは、考えません。

 

たとえば、木の属性である「肝」に何らかの失調をきたしたことで、体全体の陰・陽・木・火・土・金・水のバランスが崩れ、病態が出来上がっていると考えます。

 

ですから、「木」の要素である肝の機能が最も落ちている状況では、それを助ける「水」の要素である腎・肝が抑えている「土」の要素である脾(消化器系)、肝を抑えている「金」の要素である肺、肝が助けている「火」の要素である心、それぞれの要素に対してもアプローチをして、全体のバランスをとります。

 

東洋医学的なアプローチは、症状を人体システムのバランスの崩れの表れと捉えて、あくまでもシステムを治すことで、症状が消えることを目指す「全人的な医療」といえます。

 

一つ一つの症状に対し、お薬を飲む西洋医学の治療と違い、当院で行う東洋医学の考えを元に行われる鍼灸治療・アロマテラピーでは、症状の元になる五蔵の働き、陰陽のバランスを整えることで、本来もつ自然治癒力を高め症状を改善いたします。

 

特に女性の月経にまつわる症状や女性ホルモンのバランスの崩れによりおこる症状には、「肝」の失調が関係していることが多くあります。

 

月経時のイライラ、胸の張り、頭痛、肩こり、下腹部の強い痛みなどには、ほぼ間違いなく「肝」の失調が関与していると考えられます。

 

また、更年期のイライラ、ふらつき、肩の凝り、不眠、頭痛、ホットフラッシュなどの諸症状にも「肝」の失調はかかわっています。

 

当院では、あなたの症状のみではなく、その症状が起きたバックグランドまで踏み込み、根本的な治癒を目指した治療をさせていただきます。

 

いろいろ試したけれどもなかなか取れない症状にお悩みでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。

 

お待ちいたしております。

2014/08/23

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